耐震シェルターとは？特徴やメリット・デメリットなどを紹介

耐震シェルターとは？

耐震シェルターとは、地震などの自然災害から身を守るための場所や空間を作ることができるものです。耐震シェルターの主な種類には「ベッド型」「部屋型」「テーブル型」の3種類があります。ここでは、それぞれの種類について詳しく紹介します。

ベッド型

ベッドに取り付ける形で設置できる耐震シェルターです。通常のベッドの他にも、介護用ベッドもあり要介護で寝たきりの方がいる場合でも安心して使うことができるシェルターです。大掛かりな工事を必要としないため、工期は約半日が目安とされています。

部屋型

部屋型の耐震シェルターは、部材を組み込んで一部屋を丸ごと補強するシェルターです。施工が終わるまでに2日間かかる場合もあれば、選んだシェルターによりますが、居住しながらの施工だと約20日間前後かかる場合もあります。

テーブル型

一般的なテーブルの場合、耐荷重があまり高くないため、天井材の落下や家具が倒れてきたときについては、身を守ることができますが、建物が倒壊したときは十分な身の安全を守ることができないと言われています。

しかし、テーブル型シェルターの場合、通常のテーブルよりも耐荷重が高く、約30トンの圧力に耐えられる特殊天板を使用しているため、建物に倒壊にも耐えられるように強化されています。また、テーブル型のシェルターは、一般的なダイニングテーブルのような形状をしているため、普段はそのまま机として使うことができるのも特徴です。

耐震シェルターのメリット

耐震シェルターのメリットは主に3つあります。ここからは、それぞれのメリットについて紹介します。

費用を抑えられる

耐震シェルターの1番のメリットは「通常の耐震補強工事よりも費用を抑えられること」です。

通常の耐震補強工事の平均価格は200万円前後とされていて、経済的な理由で耐震工事をためらってしまう方も少なくありません。しかし、耐震シェルターは設置費用が耐震シェルター自体の価格の他、運搬費用を含めて平均約90万円前後と比較的安く設置することが可能です。そのため、金銭的な負担をあまりかけることなく、安心した生活を手に入れることができます。

工事期間が短い

一般的な耐震補強工事では、1か月〜半年かかる場合もあり、施工期間が長くかかるのが特徴です。それに対して、耐震シェルターは施工が簡単なことが多いため、1日〜2日程度で工事が完了できるのもメリットの1つです。部屋の中に小さい部屋を作るようなイメージのため、住みながらの工事ができます。住みならの工事ができるため、期間中の仮住まいを用意する必要がなく、費用も抑えることが可能です。

再利用ができる

耐震シェルターは既存の住まいに後から設置するため、家の建て替えや引越しをすることになった場合でも、再度設置し直す事でそのまま利用することが可能です。

耐震シェルターのデメリット

耐震シェルターにはたくさんのメリットがありますが、デメリットも少なからず存在します。最後に、耐震シェルターのデメリットについて紹介します。

耐震性が上がるのがシェルター部分のみ

耐震シェルターでは家全体の耐震性を高めることはできません。そのため、大きな地震が発生した場合、シェルター以外の部分は倒壊してしまう可能性があるのです。また、耐震シェルターから離れた場所で地震が発生した場合、逃げ込むのに時間がかかりケガをしてしまうリスクが高まってしまいます。

風通しが悪い

耐震シェルターは地震から身を守るために、密閉性が高い作りになっています。そのため、シェルター内の風通しが悪いこともデメリットとして挙げられます。

まとめ

今回は耐震シェルターの特徴や種類、メリット・デメリットについてご紹介しました。

家の中にいても命を守ってくれる耐震補強はシェルターなど部分的に行うだけでも高い効果が期待できます。また、耐震シェルターは費用も比較的安く、施工期間も短いため、耐震補強工事に費用をあまりかけられない方におすすめの耐震対策です。

住まいに耐震シェルターの設置を検討中の方は「有限会社タック・ケン」にぜひお問い合わせください。当社のシェルターは既存品を設置するわけでなく、お客様の環境や普段の過ごし方やご家族の構成をお聞きした上で、お客様一人ひとりに合ったオーダーメイドのシェルターを構築させていただきます。

シェルター見学も承っておりますので、耐震シェルターの設置を検討中の方は「有限会社タック・ケン」にお気軽にお問い合わせくださいませ。