耐震シェルターを導入することによる4つのメリットとは?詳しく解説

地震が来てもできる限り耐えられるようにするためには、建物の耐震性がとても重要です。耐震シェルターであれば、耐震性の上乗せが可能となります。しかし、具体的にどのようなメリットがあるのかイメージできないという方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、耐震シェルターを導入することによる4つのメリットについてご紹介いたします。

施工に関する工数や費用が少ない

建物の耐震性を上げる方法として一般的なのはリフォームです。建物の基礎部分や柱などの部分を、リフォームによって揺れに強い構造・建材へと入れ替えをして、抜本的な改善を行うというものになります。築年数が10年以上経過していても新たに施工を行うことになるので、それだけでも耐久力の向上に期待ができます。

しかし、リフォームの場合に問題となるのが費用と工数です。大掛かりな工事となりますので、施工が開始してから完了するまでにしばらく時間が必要となります。そしてその分だけ費用もかかってしまいます。安全のためのものとはいえ決して安いものではありません。

その点耐震シェルターであれば、室内に設置をするだけのシンプルな施工となりますので、約2日間という短期間での設置完了が可能です。つまり、土日で設置が完了できてしまうことになります。急に思い立ったとしてもすぐに設置ができるので非常に便利です。そして費用に関しても低コストとなります。リフォームに比べると耐震性の性能は正直劣ってしまう面もありますが、性能の高さだけでなく、実際に地震が発生した際に命を守ることができれば、それ以上求めることはないのではないでしょうか。安価でも最低限の機能性があるというだけで設置する価値があります。

仮住まいが不要

リフォームによる耐震性向上を行う場合には、仮住まいが必要となります。施工が開始されると室内で過ごすことが困難な状況になるため、生活の拠点となる仮の住まいを見つけなければなりません。数日程度であればホテルなどでも問題はないかもしれませんが、リフォームの施工には約一ヶ月は最低でも必要になります。その間ずっとホテルに宿泊するとなるとそれだけでもかなりの費用になってしまうでしょう。

とはいえ、施工中は自宅で生活することはできませんので、できるだけ安価で暮らせる拠点を探さなければなりません。それだけでも手間や費用のことを考えると大変です。

生活に与える影響がほとんどない

耐震シェルターを設置するのであれば、仮住まいは不要です。なぜなら施工自体がとてもシンプルであることが挙げられます。室内に追加する形で設置することになりますので、室内に家具が増える程度の影響しかありません。

もちろん施工中に関しては室内にいない状態が望ましいのですが、すべての部屋というわけではなく、あくまでも施工対象のひと部屋だけのはなしですので、生活に与える影響はほとんどありません。それでいて確かな耐震性能がプラスされるのですから、メリットとしては非常に大きいものとなるのではないでしょうか。

再利用することが可能

せっかく耐震性を向上させるのですから、いつまでもその性能を維持してほしいと思うのは当然のことでしょう。耐震シェルターであれば、それはかないます。いくつか種類がある中で全てがというわけではないものの、再利用することが可能なものが存在しているのです。

たとえば家のリフォームをすることになった場合に、いちど耐震シェルターを撤去してリフォームが完了するタイミングで改めて設置し直すという形になります。あらたに耐震シェルターを購入するということではなく、あくまでもじゃまにならないように取り外して後で再設置をするという流れですので無駄がありません。

しかし、リフォームですといつまでも維持するのは難しくなります。リフォームをすると、耐久性などに問題が出るまでは基本的にそのまま使い続けることになるでしょう。そのためのリフォームなので当然といえば当然です。そしてリフォームから10年などある程度の年数が経過したタイミングで、あらためてリフォームをするのか、あるいは建て替えてリセットをするのかの判断を行うことになります。

耐震シェルターの再利用というのは、同じ建物だけに限った話ではありません。まずは耐震シェルターによって耐震性を向上させたあと、リフォームで抜本的解決を図ることにした場合に、友人や知人の方に譲ることも可能です。寸法などは事前に確認する必要がありますが、その点に問題がなければ譲渡することでの再利用が可能となるわけです。

部分的に耐震性を高めることが可能

建物全体の耐震性を高めるというのが最も理想的ですが、その場合には費用や施工日数がかかってしまいますので、そう簡単にできるものではないでしょう。そこでたった一部屋だけでも耐震性を高められるとしたら、それだけでも充分と思う方は多いのではないでしょうか。それを実現するのが耐震シェルターになります。一部屋単位での設置が可能ですので、特定の部屋だけに設置をすれば、いざというときになったらその部屋に逃げ込むことで地震による被害を受けずに済むというわけです。

寝室に設置することがおすすめ

よくあるのは寝室への設置です。眠っているときに地震が発生した場合、どうしても初動が遅れてしまいがちですのでその点が不安要素となります。ところが寝室が耐震シェルターになっていれば、万が一揺れに気が付かずに眠ったままだったとしても、致命的なダメージを免れることが可能になるでしょう。それだけでも生存率は相当高くなると言えます。

まとめ

気軽に素早く室内の耐震性を高められるのが耐震シェルターです。引っ越しをした場合などに使いまわしもできますので、無駄になることなくとても便利です。「有限会社タック・ケン」では、耐震に関するご提案をはじめ、耐震シェルターの施工まで対応しております。まずはお気軽にご相談ください。お電話あるいはお問い合わせフォームでも承っております。